korenannan’s blog

関東地方某県に住んでいます。日々思ったことを書きます。

ついていった。戻ってきた(たぶん)

今週のお題「読書感想文」(その3)

 

 

 もう20年以上前になりますが大学時代は

背伸びしていろいろな本を読みました。

難しい本は力業で何とか読み切りしばらくたつと

記憶から消えていきました。(若さってやつです。かすかには残る)

その中で一番強烈かつ長期間に影響が残った作家は

マルグリット・デュラスです。

 

 その中でもとくに「愛」「ロル・V・シュタインの歓喜

の2作品が強烈に印象に残りました。

これらの作品に出てくる登場人物は

何らかの形で狂気をまとっています。

デュラスはその人たちの行動を延々と記述しており

読者はそれについていくことになる。

これって本当にきつい。だけど不思議な癒しがあります。

(まったくの個人の見解です。

もちろんそうでない作品もあります)

 

 自分にはこれらの作品の説明も解釈も

できません。だけどはじめて作品にふれてから

15年ほどたったときになぜかこの作家のことが

わかったという気になりました。

勘違いだと思います。

 

 いったいこの経験はなんだろうと

考えてみますがよくわかりません。

フランスという熱病にやられてしまったのかもしれません。

決しておしゃれでもおいしくもないフランス。

カミュを読んだ時は大丈夫だったのに。

アクシデントの一種でしょうか。

「おいどうした? しっかりしろ。何なんだあんたは?」

といった風な作品との出会いかた。

(いや、こっちがしっかりしろということだろうか?)

 

 

追記:今調べてみたら、どちらも入手困難で結構な値段になっています。

 

 

 

 

愛 (河出文庫)